ビフィズス菌生活始めよう!詳しい効果と増やし方

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ビフィズス菌を徹底解明

ビフィズス菌とは

ビフィズス菌とは腸内の良い菌「善玉菌」の一種でその代表格。またビフィズス菌も実は何種類も存在し、その菌の総称をビフィズス菌と言います。その中でも代表的な菌種は「ビフィドバクテリウム・ビフィドゥム」と言います。

 

主な働き、効果

ビフィズス菌は「腸内環境をキレイに整える」という働きでも有名ですね。そのメカニズムは乳糖やオリゴ糖を分解し、乳酸や酢酸といった有機酸を生成します。腸内の悪い菌である「悪玉菌」はこの乳酸、酢酸が大嫌い。だから悪玉菌の繁殖を抑制することが可能になるのです。ちなみに「乳酸」はヒドロキシ酸の1種で疲労物質と勘違いされていますが、実は疲労の軽減に貢献する酸性物質。酢酸はカルボン酸の一種であのツーンとするような酸っぱさの元になる成分。強い殺菌作用があります。

 

また、ビフィズス菌は「ビタミンB1,B2,B6,B12,k,葉酸」を産生することが明らかになっております。これは対外から取り込んだ栄養素を上手く体内に吸収できる環境を整えてくれます。

 

便秘の改善

便秘の主な原因は腸内で悪玉菌が増殖していること。ビフィズス菌を摂取することにより善玉菌が増え、腸内の悪玉菌をやっつけてくれます。それが便秘の改善へとつながるわけです。メカニズム的にはビフィズス菌が大腸で酢酸を産生し、腸のぜん動運動を施してくれます。

 

腸がもっともキレイで丈夫な人と言えば「赤ちゃん」です。赤ちゃんは成人と比べると便秘も下痢もしにくく、腸の中の95%はビフィズス菌と言わています。これが歳をとるにつれ減っていき、次第に悪玉菌も増えていきますので、加齢により便秘が起こりやすくなる理由となります。なんと、ある老人ホームで入居者の腸内細菌を調べたところ、約5%程度しかビフィズス菌が存在しなかった老人が多かったようです。それらの老人の大部分はやはり便秘に悩まされていたというからも、ビフィズス菌と便秘の関連性がうかがえますね。また、加齢によってもビフィズス菌は失われていくということもうかがえます。

 

免疫力の強化

免疫とは病原菌やウイルスなど、身体に悪い影響を与えるものが体内に侵入したりする際にそれらを排除しようとする機能。ビフィズス菌はこれを強化する作用、すなわち体を丈夫にする作用が報告されています。

 

昔から「腸は最大の免疫器官」とも言わており、体の免疫細胞の6割が腸内に存在しています。これは腸が最も丈夫な部分とも言えますし、最も体の健康さを作用させる部分とも言えます。腸内を健康な状態に保つことによって免疫力が強化される、というわけです。

 

例)マウスにビフィズス菌を投与すると、NK細胞が活性化され、腫瘍の増殖を抑制させたという報告もされています。インフルエンザなどの感染症を予防するのにも効果的だという報告もされています。

 

花粉症の緩和

「免疫力が弱いために花粉を体に取り込んでしまい、花粉症になる」と間違った解釈をされている方が多いですが、花粉症に陥る実際のメカニズムはもっと別のところにあります。それは「免疫システムの過剰作用」です。実は「花粉」って人間の体にとって害はございません。その害がない「花粉」に対して免疫が作用し、「涙で外に出す」「くしゃみで外に出す」「鼻水で外に出す」という症状に見舞われるのです。要は免疫システムがしっかりと的を判断できていないってことなんですね。敏感といえば少しは聞こえがいいでしょうか。

 

で、花粉症の発生に関連している免疫機能と言えば、細胞性免疫に関わっている「Th1細胞」、体液性免疫に関わっている「Th2細胞」です。これらの細胞をバランスを保ち、免疫反応をコントールしているのですが、これが崩れるとアレルギー反応を引き起こしやすくなってしまいます。要は「善玉菌」「悪玉菌」のバランスと同じで、バランスが崩れると体に異変が起きるよってことなんですね。

 

ビフィズス菌はこの「Th1細胞」「Th2細胞」のバランスを整える作用が報告されているので、結果花粉症の抑制に効果があると言われている。ただ、アレルギーと言っても過剰摂取によってアトピーが悪化したという噂もございます。その他のアレルギーに対しての摂取はお気を付け下さい。

 

コレステロールの低下作用

コレステロールと言えば成人男女の悩みの種。年に1回の健康診断で「LDLコレステロール」の数値が高いと指摘される方も多いですよね。ビフィズス菌にはこのコレステロール値を下げる効能も研究から明らかになっております。

 

まず健康診断で検査されるコレステロールにも2種類あり、「悪玉コレステロール(LDLコレステロール)」「善玉コレステロール(HDLコレステロール)」となっております。コレステロールに良いも悪いもなく、単にLDLとHDLで運ばれる箇所が違うというだけです。

 

そしてコレステロールと大腸には密接な関係性があり、コレステロールが高いと大腸の状態が悪くなり、また、大腸の状態が良いとコレステロールが低くなりあす。

 

ビフィズス菌の種類

ひと口にビフィズス菌といってもそれは「ビフィドバクテリウム属」に属する菌の総称であり、なんと現在では全部で32種類に分類されております。特徴と共にご紹介しましょう!

 

ラクティス種

Bb-12株、FK120株、HN019株などが挙げられる。ビフィズス菌の大部分はpH4.0より低い酸性下では生息できないが、その弱点を克服し強い酸性下でも生息できる菌。つまり生きて腸まで届く可能性が高いということ。NK細胞やマクロファージの活性化にも貢献し、免疫機能の強化にも作用する。 

 

ロンガム種

BB536株、JBL01株、JBL05株、SBT2928株などが挙げられる。こちらも酸性下に強く生きて腸まで届く可能性が高い。腸の蠕動運動に欠かせない菌種で消化活動を活発にし、お通じの改善に貢献します。また、中には肌への水分保持効果も認められており、その威力はヒアルロン酸のそれに匹敵する。アレルギーの抑制にも効果を発揮する。

 

アニマリス 亜種 ラクティス種

BE80株、GCL2505株、LKM512株などが挙げられる。ビフィズス菌の多くは胃腸や十二指腸を通過する際に死菌となってしまうが、これらの菌種は高生存ビフィズス菌として開発されました。BE80株は食後の膨満感を解消し過敏性腸症候群への効果も期待されている。GCL2505株は健康な大人のお腹からみつかった菌であり、お腹の中で増える性質を備えている。

 

ビフィダム種

BF-1株などが挙げられる。BF-1株はヤクルトが独自に開発した「胃腸の健康維持」に貢献する菌株。もともとの「ビフィドバクテリウム・ビフィダム・ヤクルト株」を強化すべく開発された。「ピロリ菌の活性抑制効果」「胃粘膜の炎症抑制効果」「胃の不定愁訴の改善効果」が確認されています。胃粘膜のガード力を高めてくれるため、ストレスに対しても胃が強くなります。

 

ブレーベ種

ブレーベ・ヤクルト株などが挙げられます。こちらの菌株はヤクルトが独自に保有するビフィズス菌。腸内を弱酸性に保ち、お通じを改善するだけではなく、美肌作りにも貢献し、乾燥による肌トラブルを抑制します。実験によると皮膚の水分量の減少を抑え、皮膚を活性化する酵素の量も増えていたことが報告されています。また、潰瘍性大腸炎の症状を緩和させることも明らかになっております。

 

アドレスセンティス種

JCM1251株などが挙げられる。成人の大腸内に生息し最も優れているビフィズス菌と言われている。人それぞれ異なる菌株が常在化していると考えられております。

 

インファンティス種

M-63株などが挙げられます。インファンティス種は新生児の腸で見つかる菌。ミクロフローラの健康な状態を促進する作用が確認されています。

 

 

ビフィズス菌と乳酸菌を比較

ビフィズス菌と乳酸菌はどちらも大きな枠での「善玉菌」です。ですので一緒として考える方も多いのですが、実は結構違う菌なのです。詳しく見ていきましょう。

 

ビフィズス菌は基本的には「分岐した棒状」つまり「Y字」のような形をしています。一方乳酸菌は「球状」「棒状」のような形をしております。

 

腸内により必要なのはどっち?

腸内に住んでいる菌の内、「乳酸菌」と「ビフィズス菌」の割合を比べてみると、ビフィズス菌の割合が圧倒的に多いです。数値にして乳酸菌はビフィズス菌の1000分の1程度とも言われていますね。

 

この割合の差が物語るのは、「腸内により適している菌はビフィズス菌」ということです。というのも乳酸菌はほぼ外部(食べ物)から腸内に蓄えられますがビフィズス菌はもともと人が本来持っているものです。

 

また、ビフィズス菌は酸性に弱く外部から摂取したものは「腸に到達する前に死菌になってしまう」という特徴もございます。もちろん死菌になっても善玉菌のエサとなるため、一定の効果は期待できます。最近のビフィズス菌を含んだ商品は酸性に強いように開発されているようですね。「生きて腸まで届くビフィズス菌」が手軽に摂取できるようになっております。

 

働きの違いは

乳酸菌は腸内に運ばれた「糖質」を分解することによって「乳酸」を作り出します。この乳酸菌が悪玉菌をやっつけてくれる環境を腸内に作り出します。つまり腸内を悪玉菌が嫌う「酸性」にするのです。

 

一方ビフィズス菌は乳酸菌に加え「酢酸」も作り出します。この酢酸も腸内を酸性にする働きがあるのですが、それに加え「病原性大腸感染症の予防」「O175感染の抑止」といった「感染症予防」の働きがあることも実験の結果で分かっております。

 

 

ビフィズス菌を摂取するにあたり

ここからビフィズス菌を摂取するにあたり、気を付けたいことなどを解説していきます。

 

胃酸で死なないの?

ビフィズス菌は胃酸や熱に弱い菌でもあります。もともと人間の腸内に住んでいる菌ですから、「外部から摂取する」という行為自体がナンセンスであり、腸にたどり着く過程での進化がもたらされなかったのでしょう。しかし、日本の食文化が変化するにつれ、腸内のビフィズス菌は減っていく一方ですので「外部からの摂取」が必要不可欠な方も多くいます。そこで「胃酸や熱にも強いビフィズス菌」が食品メーカーなどで開発されており、「ビフィズス菌を外部から摂取し生きて腸まで届かせる」ことが可能となっております。

 

ヨーグルトで摂取するのはどうなのか

最近では「ビフィズス菌を含んだヨーグルト」が各メーカーから販売されており、ビフィズス菌を手軽に摂取できるようになっています。ただこちらもメリット、デメリットがありますのでご注意を。また、全てのヨーグルトにビフィズス菌が含まれているわけではございません。ビフィズス菌を含んだヨーグルトでも商品によって含有量が違いますので、こちらもきちんと確認するようにしましょう。それではメリット・デメリットを解説していきます。

 

メリット

子供から大人まで毎日の「おやつ」として摂取することが可能。ヨーグルトが好きな方だと毎日摂取しやすい。

 

デメリット

カロリーが非常に高いので女性の方や体重の増加を気にされる方は要注意。またビフィズス菌はもともと腸内に住んでいる菌ですので、自身の腸に適合する確率が高いのですが、やはり適合しないと効果はナシ。胃腸が弱い方だと吐き気や胃の痛みを訴える方も少なくありません。

 

また、色々な商品があるので「選びにくい」というのもデメリットの1つ。スーパーに行けば「ビフィズス菌」と記載された多くのヨーグルトを目にするでしょう。

 

ビフィズス菌を摂取するための正解は

ビフィズス菌を効率よく摂取し、効果を期待したい。と思う方も多いですが、結局はそのような方法はございません。ビフィズス菌の効果を実感するためには「自身に適したビフィズス菌」を摂取しないといけません。また、これを判断する方法もございません。強いて言えば自信で体の変化を感じたとき、それが「常在菌とマッチ」した菌であり商品なのでしょう。そのためには「いろいろな商品を試してみる」しか方法はないのです。

 

個人的には「女性の方はカロリーを気にせず摂取できるのでサプリメントを」「カロリーなんて気にしない、という方はヨーグルトからはじめてみる」というのがオススメです。